CAEは太陽光発電システムの最適な配置を検討するためにも使われます。
太陽光発電システムは目的により規模や設置場所が大きく異なり、規模によっては地形なども考慮する必要があります。目で見ることのできない太陽光発電システム周辺の風の流れを流体解析ソフトウェアを用いて可視化し、より良い配置の検討に役立てることができます。
メガソーラーは規模が大きいため山間部などに設置されることもありますが、山頂部または谷合いで風の流れが大きく変わることがあります。3次元の地理条件(地形情報)データをCIMツールで作成し、それを基に流体解析ソフトウェアを用いて風の流れのシミュレーションを行うことができます。
比較的小規模な太陽光発電システムでも、太陽光パネルの角度・方向や架台の組み方、すき間の配置などによっては風の影響により一部のユニットに大きな力が加わる可能性があります。このような場合には、各ユニットの3次元形状があればユニット単位で周辺の風の流れを検討することができます。
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