本田技術研究所は、知能化技術の研究開発強化を目的に、外部有識者や研究機関との連携を図る共創の場となる新拠点「HondaイノベーションラボTokyo」を2016年9月を目標に東京都港区の赤坂に開設する。
ホンダの研究開発子会社である本田技術研究所は2016年6月2日、知能化技術の研究開発強化を目的に、外部有識者や研究機関との連携を図る共創の場となる新拠点「HondaイノベーションラボTokyo(英語名称:Honda R&D Innovation Lab Tokyo)」を、同年9月を目標に東京都港区の赤坂に開設すると発表した。投資金額や従業員数は非公開。
HondaイノベーションラボTokyoの役割は「知能化技術の先端研究・モビリティ領域への応用研究」となっている。同拠点と、ホンダ・リサーチ・インスティチュート(HRI)の各国拠点との連携により、グローバルで新たな人材を幅広く集め、さまざまな技術者や研究者が外部有識者や研究機関と連携を図りながら、実用化に向けた知能化研究開発を加速させていく。なお、ホンダの本社は港区青山に位置している。新拠点が開設される赤坂は青山本社に隣接した地域になる。
本田技術研究所は、2003年に脳研究や視覚/聴覚認識など、従来の機械工学に加えて、さらに最先端の知能化研究を進化させることを目的にHRIを設立した。ドイツのフランクフルト、米国のシリコンバレーとコロンバス、日本の埼玉県和光市に拠点を設けており、先進科学研究者とのネットワークを構築し、研究に取り組んでいる。特に、シリコンバレーには本田技術研究所の出先機関としてホンダ・シリコンバレー・ラボを設け、HRIのシリコンバレー拠点と連携し、現地スタートアップ企業の技術探索などの成果を得ているという。
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