オリックス・レンテックが金属3Dプリンタの導入を検討している企業を対象にした、導入支援サービスを開始。独 EOS製「M290」の精度や工程を体感できる。
オリックス・レンテックは2016年5月31日、金属3Dプリンタの導入を検討している企業を対象にした、導入支援サービスを開始したと発表した。
この導入支援サービスは同社所有の金属3Dプリンタ「M290」(独 EOS製)を利用し、「ベンチマークレポート」(委託された造形のベンチマーク)と「実機検証サービス」(導入検討企業スタッフに向けた体験サービス)を提供する。
ベンチマークレポートでは同社がM290を用いて検討企業の造形を行い、造形結果や造形家庭、サポート材設計の詳細報告などを行う。造形品は依頼企業に提供される。実機導入サービスでは造形データ作成や材料投入、ベースプレート取り外し/切断、簡易仕上げなどといった造形過程を体験できる。
独 EOS製 M290は250×250×325mmの造形領域を持つ金属3Dプリンタで、利用可能な材料はマルエージング鋼やステンレス合金、コバルトクロムモリブデン合金など。同社ではNTTデータエンジニアリングシステムズと共同で、2015年5月よりM290による造形受託サービスを提供している。
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