APPLE TREEは、FLASHFORGEの産業用3Dプリンタ「R1」「R1 MAX」の取り扱い開始を発表した。高速造形および長時間の運用に対応し、金型を使用せずに試作から少量生産までをカバーする。
APPLE TREEは2025年12月3日、FLASHFORGEの産業用3Dプリンタ「R1」「R1 MAX」の取り扱い開始を発表した。これらの製品は、表面粗さRa5μm、精度±65μmの造形品質を特徴とし、外観および寸法精度において射出成形に近い仕上がりを再現可能だとしている。
また、高速造形および長時間の運用に対応し、金型を使用せずに試作から少量生産までをカバーする用途に適している。
同3Dプリンタは、独自技術「Photon Reaction System(PReS)」を採用し、滑らかな表面仕上げと精密な造形の両立を目指している。4軸ガントリー構造の筐体により造形中の振動を抑制し、複数の高感度センサーで造形の進行状況を監視する。
これらの機構によって品質のばらつきを抑え、96%の生産一貫性を確認したという。さらに、堅牢(けんろう)なフレームと制御系によって、24時間365日の連続運転を支援し、少量から中量の生産規模に対応可能としている。
また、金型を使用しない「金型レス」の造形により、製品開発期間の短縮を目指す企業への導入を想定している。なお、本機は中小企業経営強化税制の対象にもなり、導入費用の軽減が見込めるという。
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