Bfullは、パーツの3Dデータをもとに造形の概算費用と納期を算出する「自動見積りシミュレーター」を発表した。複数パーツを同時造形するボリュームディスカウント機能や、製造原価の内訳明示機能を持つ。
Bfull(ビーフル)は2026年1月7日、産業用3Dプリンタ受託造形サービスにおいて、概算費用と納期を算出する「Bfull 3Dプリント 自動見積りシミュレーター」を発表した。Webブラウザ上で3Dデータをアップロードすると、自動で見積もりを算出できる。さらに、全工程を愛知県の自社工場で完結させることで輸送に伴うリスクを排除し、試作モデルを迅速に提供できる体制を整えた。
同システムの核は、年間150万点以上のパーツを造形した実績に基づいて部品原価を計算するロジックだ。主な特徴として、マシン稼働効率の向上を考慮し、数量の増加に応じて単価を引き下げる「自動ボリュームディスカウント機能」を備える。これにより、個別の交渉なしにまとめ買いのメリットをその場で確認できる。
また、コスト構造の透明性を高めるため、合計金額の他に材料費とサポート設計/技術費の内訳を表示できる。技術費が分散される仕組みを可視化し、調達担当者の予算調整やコスト削減の検討を支援する。
操作面では、ドラッグ&ドロップによるリアルタイム解析に対応し、会議中や予算策定の場でも、即座にコスト感を把握できる。製造面では、国内自社工場に22台の産業用3Dプリンタを配備し、複数台による同時造形で短納期化に対応した。正式発注後は熟練エンジニアがデータを最終確認し、自動計算では判別困難な微細な形状リスクをチェックする体制を整えた。
同社は、従来ブラックボックス化しがちだった価格構造を可視化し、国内生産による安心感と合わせて、企業の調達DX(デジタルトランスフォーメーション)を後押しする。
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