大手情報機器メーカーがマスターデータ管理ソリューションを導入:製造IT導入事例
インフォマティカ・ジャパンと東洋ビジネスエンジニアリングは、コニカミノルタが、インフォマティカのマスターデータ管理(MDM)ソリューション「Informatica MDM」を導入したと発表した。
インフォマティカ・ジャパンと東洋ビジネスエンジニアリングは2016年3月23日、大手情報機器メーカーのコニカミノルタが、インフォマティカのマスターデータ管理(MDM)ソリューション「Informatica MDM」を導入したと発表した。
Informatica MDMは、製品や顧客、仕入先などのマスターデータ連携をグローバル視点で最適化するソリューション。同MDMシステムから各拠点のSAP ERPなどのシステムにデータを配信することで、マスターデータの品質・精度を高いレベルで維持できる。
コニカミノルタでは、これまでSAP ERPによる業務アプリケーションの標準化をグローバルに進めてきた。今回、次の展開として、グローバルMDMプロジェクトに着手。これに伴い、Informatica MDMを採用した。
採用に当たっては、展開地域の拡大に対応する拡張性と柔軟性を重視。同MDMは、地域ごとのマスターデータを管理するレイヤーと、その上位にグローバルマスターを管理するレイヤーを置く多層多層構造に対応できる。これらの機能により、マスターデータのグローバル統合による、各拠点の業務への影響を最小限に抑えることができるとしている。
- “好奇心”が日本のモノづくりを強くする
東洋ビジネスエンジニアリングが開催した年次イベント「MCFrameDay 2015」の特別講演企画であるMONOistスペシャルセッション「ユーザー視点で見た、モノづくりニッポン」では、テクニカルライターの小寺信良氏が登壇し、“メイドインジャパン”の強みについて考察を述べた。
- モノづくりとICTが融合した先には何があるのか?
東洋ビジネスエンジニアリングが開催した年次イベント「MCFrameDay 2015」では「ITとものづくりの新時代を展望する」をテーマに、ドイツの「インダストリー4.0」をはじめとした、ICTとモノづくりが融合する世界について紹介した。
- 「日本版インダストリー4.0」の萌芽か!? 「つながる工場」に向けIVIが始動
ドイツのインダストリー4.0や米国のインダストリアルインターネットコンソーシアムなど、ICTを活用した新たなモノづくりが全世界で大きな動きを見せる中、国内でも企業間の垣根を越えて、標準化を進めようという動きが生まれる。「つながる工場」の実現を目指すコンソーシアム「Industrial Value Chain Initiative(IVI)」の設立だ。
- エレキPLM先駆者の目から見た既存PLMの問題点
業務プロセス目線で必要な情報流通ができているか? 既存PLMの問題点をビシビシと指摘した図研 上野氏。氏いわく「できていないのは当たり前」。
- 腸の健康が世界を救う! ――飛躍への基盤をITに求めた東亜薬品工業の挑戦
「健康の源は腸にある」という理念の下、プロバイオティクス製品の製造・販売を進める東亜薬品工業。新たに新培養棟「カルチャープラント」なども建設しさらなる飛躍へ踏み出そうとしていた。生産能力を高める中で業務の効率化は必須事項だ。飛躍への基盤をITの整備で実現する東亜薬品工業の事例を紹介する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.