ビジネスプラットフォーム上で船舶・海洋産業向けソリューションを活用製造IT導入事例

ダッソー・システムズは、同社の3Dエクスペリエンス・プラットフォームを仏造船大手のDCNSが採用したと発表。DCNSと顧客が同プラットフォームを共有し、船舶・海洋産業向けソリューションを活用すれば、効率的なソリューションが提供できる。

» 2016年03月10日 09時00分 公開
[MONOist]

 ダッソー・システムズは2016年2月15日、同社の3Dエクスペリエンス・プラットフォームを、仏造船大手のDCNSが採用したと発表した。

 DCNSはフランス政府傘下の大手造船企業で、潜水艦や水上戦闘艦の設計・建造、関連システムやインフラの開発を行っている。

 ダッソーの3Dエクスペリエンス・プラットフォームを導入することで、DCNSは海軍向け防衛装備ソリューションの設計、エンジニアリング、建造ならびにライフサイクル・サービスの刷新を図る。

 多用途型の海軍向けシステムにおいては、複雑なシステムやインフラをシームレスに統合させる必要がある。正確な最新の情報を共有するための協調ツールやデジタル・インタフェースを顧客やパートナー、サプライチェーン各社に提供するにあたり、利用者間で同プラットフォームを共有し、その上で船舶・海洋産業向けソリューションを活用すれば、より柔軟性が高く効率的なソリューションが提供できるようになるという。

 DCNSでは、ダッソーの船舶・海洋業界向けソリューションが、顧客の要求に対して信頼できる返答を迅速に行える競争優位性を生むと、両社の協力関係を評価している。

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