Lexus Internationalは、「東京オートサロン2016」において、ミニカーと「Oculus Rift」を使ってクルマの醍醐味であるスピード感を伝えた。
Lexus Internationalがカスタムカーの展示会「東京オートサロン2016」(2016年1月15〜17日、幕張メッセ)に出展したブースは、クルマの運転やモータースポーツの醍醐味であるスピード感の魅力をレクサスの車両を通じて伝えることに力を入れていた。
ブース内には「RC F GT500」「RC F」「GS F」の3台を展示。また、RC Fのミニカーが走り続ける大きなサーキットを設置し、来場者がミニカーの目線でサーキットを疾走する感覚を味わえる仕掛けを用意した。
来場者はブースにある3次元ヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」を装着すると、ブース内のサーキット上のRC Fミニカーの目線を疑似体験できる。Oculus Riftで見えるのはミニカーにカメラを搭載して事前に撮影された映像だ。説明員の女性いわく「時速300kmで運転した時の景色」を、1方向の固定視点ではなく、ミニカーの周囲360度方向で味わえる。
RC Fミニカーは、サーキットの最も高い位置から長い下り坂を自重で走り抜ける。ゴールにたどり着いたミニカーは磁石を内蔵したコンベヤーでサーキットの頂上に運ばれ、再びコースを走る。
東京オートサロンにLexus Internationalが出展するのは2016年で4度目となる。過去には音楽やファッションなどをブースのテーマに選んでおり、カスタマイズの提案ではなくブランドイメージの発信に東京オートサロンを活用している。
「自由度の高い展示が認められる東京オートサロンだからこそ、今回のブースような“大人の遊び場”を作ることができる」(Lexus International レクサスブランドマネジメント部 Jマーケティング室 主任の福田稔久氏)という。
レクサスの歴史は北米で1989年から、日本国内では2005年からで、高級車ブランドとしては日が浅い。「ドイツのプレミアムブランドには、歴史とストーリーの厚みでまだ敵わない。彼らと差を埋めていくためにも、個性あるクルマづくりと、レクサスのあるカーライフやライフスタイルの提案に力を入れていく」(同氏)としている。
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