転職コンサルタントの74%がミドル層の採用ニーズは前年よりも「増えている」と回答。「減っている」は0%だった。
エン・ジャパンは2015年7月22日、転職コンサルタント111人を対象に実施した「ミドル・ホワイトカラーの転職の実態」についてのアンケート調査結果を発表した。
同アンケートの結果、74%の転職コンサルタントがミドル層の採用ニーズについて前年よりも「増えている」と回答。「変わらない」は26%、「減っている」は0%で、ミドル層への採用意欲の高さがうかがえる結果となった。
ミドル層が転職する際に、企業規模がどう変化するかと上位3つのケースを尋ねたところ、「大手企業→中小企業」(74%)が最多で、次いで「中小企業→中小企業」(52%)、「大手企業→大手企業」(39%)という回答が集まった。
またミドル層の採用が多い職種について尋ねた設問では、「経営・経営企画・事業企画系」との回答が60%で1位だった。このことからミドル層の採用ニーズが高いのは、成長段階にある企業で経営や事業方針などの会社の舵取りを任せられるポジションだと分析している。
企業がミドル層を採用する理由に関しては「マネジメント力・組織力の強化」を挙げた転職コンサルタントが32%。採用時に企業が最も重視するポイントは、「業界知識や経験」(32%)と「マネジメント能力や経験」(29%)だと調査に協力した転職コンサルタントたちは見ているようだ。
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