3Dモデルの下の赤色マークが消えたので、3Dプリンタでの出力が可能となりました。3D Builder上で右クリックすると、画面下部にメニューが表示されるので[保存]をクリックします。
保存先を選択し、フォーマットをSTLに変更して「保存」をクリックします。
これでSTLファイルが出力されました。今度は、本連載で使用する3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr. 1.0」付属の専用ソフトウェア「XYZware」で作成したSTLファイルを開き、XYZware独自フォーマットの「3w」ファイルとして書き出します。
続いて、XYZware上で3Dモデルの向きやスケールなどの調整を行います(調整不要であれば飛ばしてOKです)。今回は、3Dモデルが倒れた状態でXYZwareに読み込まれたので、モデルを回転させてきちんと立たせました。3Dモデルの調整が完了したら、[書出す]メニューで3wファイル形式として書き出します。
後は、書き出した3wファイルで、[印刷]を行えばOKです。数時間後、出来上がった造形物が以下になります。いかがでしょうか? 穴埋め処理した部分もそれほど目立たず、ベースとなった人形の雰囲気がよく出ていると思います。
今回は、Kinect for Windowsによる3Dスキャンの詳細として、環境準備やKinect Fusionによるスキャン、3D Builderを使った穴埋め処理、3Dプリントまでの流れを解説しました。
次回は、3D Builderのスキャン機能を使って、3Dスキャンに挑戦してみたいと思います。お楽しみに! (次回に続く)
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