デルは、東日本支社に開設した「デルGPUソリューションラボ」の機能を拡大した「デルGPUソリューションラボ2.0」を発表した。vGPU対応のCitrix環境に加え、VMwareのvGPU検証環境を常設した。
デルは2015年6月2日、東日本支社に開設した「デルGPUソリューションラボ」の機能を拡大した「デルGPUソリューションラボ2.0」を発表した。
デルGPUソリューションラボは、同社が2014年2月にGPUソリューションの開発・検証の推進を目的として開設したもの。今回、vGPU対応のCitrix環境に加え、2015年3月にリリースされたVMwareのvGPU検証環境を常設。それぞれの環境に応じたWyseシンクライアント製品と、ユーザーそれぞれの環境での検証を可能にした。
また、物理ワークステーションと仮想ワークステーションの比較検証に加え、それらを連携させたハイブリッド環境を実現している。これにより、クロックの高いCPUやハイエンドグラフィックスのパフォーマンスをリモートで活用できるリモートグラフィックスソリューション(1対1のPCoIP環境)から仮想までを検証できる。
さらに、高密度GPUサーバ(C4130)により、Cloud GamingやグラフィックスDaaSへの適用も視野に入れ、ユーザーの用途・規模によりさまざまなプラットフォームで検証できる。ハイ・パフォーマンス・コンピューティングの分野では、Deep LearningなどGPUを活用した新ソリューションの検証も可能だという。
同支社にあるDell Solution Center内にGPU搭載の常設検証機器を設置しており、ハイ・パフォーマンス・コンピューティングやグラフィックス仮想化の検証に対応する。他に、GPU搭載の検証機の貸し出しやユーザー環境での検証、ラボへのリモートアクセスも可能となっている。
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