従来比4倍の演算性能を可能にしたCPUモジュールFAニュース

安川電機は、マシンコントローラー「MP3300」のラインアップにCPUモジュール「CPU-302」を追加した。オープンモーションネットワーク「MECHATROLINK-III」を標準搭載し、通信周期125μsに対応した。

» 2015年05月06日 07時00分 公開
[MONOist]

 安川電機は2015年4月21日、マシンコントローラー「MP3300」のラインアップにCPUモジュール「CPU-302」を追加し、販売を開始した。

 CPU-302は、2013年11月に発売したCPUモジュール「CPU-301」をさらに高性能化したもの。ラダープログラム演算性能がMP2310の4倍に高速化し、装置の生産性と性能の向上に貢献できる。

 さらに、通信周期125μsに対応したオープンモーションネットワーク「MECHATROLINK-III」を標準で搭載した。ACサーボドライブ「Σ-7シリーズ」と組み合わせることで、加工精度や軌跡精度も向上するという。

 半導体・液晶製造装置、電子部品実装機、金属加工機、包装機、ロボットの他、一般産業用機械などの多軸制御や同期制御が必要な装置向けで、価格はオープン。同社では、CPU-301/CPU-302の両装置で、2015年度に約3600台の販売を目指すとしている。

CPUモジュール「CPU-302」
photo MP2310のスキャンタイムを基準(100)とした場合の性能比較
photo OSP suite
photo ※高速スキャン設定125μsの場合、ラダープログラムで2軸の補間プログラム記述が可能

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