9割以上が現在の職場に「不満あり」。4人に1人がサービス残業に不満キャリアニュース

日本法規情報が631名を対象に、就労環境問題に対する意識調査を実施。社員が抱える職場や企業の体質についての不満を伝えている。

» 2015年04月20日 14時00分 公開
[MONOist]

 現在の職場に不満がなく、辞めようと考えたこともないのは1割以下。4人に1人が「サービス残業」に不満を持ち、5人に1人が「賃金・給料」「上司」に不満――。日本法規情報が2015年3月に発表した「労働問題に関する意識」についてのアンケート調査で明らかになった。

 まず、「今の会社を辞めようと考えたことがあるか」と聞いたところ、「不満はなく、辞めようと考えたことはない」が7%にとどまったのに対し、「今の会社を辞めようと考えたことがある」は72%にも上った。「不満はあるが辞めようと考えたことはない」(21%)と合わせると、9割以上の人が会社への不満を抱いた経験があることが分かった。

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 そこで現在の職場への不満は何かと尋ねると、「賃金・給与に不満がある」(21%)、「職場の上司に不満がある」(20%)が多く、続いて「仕事の内容に興味が持てない」(12%)、「職場の同僚に不満がある」(12%)、「ブラック企業である」(10%)、「仕事の内容に満足できない」(10%)となった。

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 続いて企業体質への不満について質問すると、4人に1人以上が「残業はして当たり前で、しかも請求できない」と回答。「社員の吊し上げ、イジメがある」(18%)、「入社後2年以内の離職率が高い」(15%)、「休日勤務が当然で特別な手当てがない」(14%)、「パワハラが日常的に行われている」(12%)という回答も目立つ結果となった。

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