日産自動車は2014年10月30日、同日から国内販売を始める電気自動車(EV)の商用車「e-NV200」の出荷式を追浜工場(神奈川県横須賀市)で行ったと発表した。
日産自動車は2014年10月30日、同日から国内販売を始める電気自動車(EV)の商用車「e-NV200」の出荷式を追浜工場(神奈川県横須賀市)で行ったと発表した。
e-NV200は、日産自動車が「リーフ」に続いてグローバルで市販する量産EVである。追浜工場では、スペインのバルセロナ工場で生産されたe-NV200を受け入れて、最終的な品質チェックを行っている。
Webサイトで公開されている、e-NV200の初期購入予定企業・自治体の数は69。自治体では、追浜工場の地元である横須賀市の他、日産自動車の研究開発拠点がある神奈川県厚木市、九州工場のある福岡県苅田町、福岡県行橋市、鹿児島県薩馬川内市、企業では、綜合警備保障、サントリー、DHL、日本政策投資銀行、日本通運、日本郵便、ハウス、日立製作所などがある。
e-NV200は、商用車「NV200バネット」をベースに、電動パワートレインを組み合わせることで、NV200バネットの室内の広さや多用途性と、EVならではの加速性と静粛性を兼ね備えた車両だという。また、最大1500Wの電力を外部に供給可能なパワープラグによって、e-NV200の電力を屋外で利用できるので、「走る蓄電池」としてさまざまなビジネスシーンに役立てられる。また、5人乗り/7人乗りのワゴンタイプも仕様設定しており、乗用車としての利用も可能になっている。
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