ねじ溝設計の最適化と生産技術開発による転走音対策により、ボール転走時の騒音が大幅に低減。機台との共鳴・共振音の静音化に対応できる。
日本精工は2014年10月3日、ボールねじ駆動時の騒音を大幅に低減した「高速・静音IIボールねじ」を開発したと発表した。
高速・静音IIボールねじは、ねじ溝設計の最適化と生産技術開発による転走音対策により、ボール転走時の騒音が大幅に低減した。これにより、産業機器の小型化・軽量化の進行で課題となっていた、機台との共鳴・共振音の静音化に対応できる。
また、ボール循環音を低減した同社の「高速・静音ボールねじ」と併用することで、機械の騒音をより抑えることができる。
主に、工作機械/液晶・半導体製造装置/電子部品実装機/射出成型機/搬送装置などの各種生産設備と、医療機/免振装置などの各種装置向けで、発売は2015年1月の予定。同社では、2016年には40億円の売り上げを目指すとしている。
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