患者16人の生体情報を1台でモニタリング、効率的な看護をサポート:医療機器ニュース
オムロン ヘルスケアの「セントラルモニタ Accumil V2100シリーズ」は、1台で最大16人の生体情報をモニタリング可能で、1台のセントラルモニタに最大4台まで接続ができる。ベッドアイコンの色分け表示で、画面も見やすくなっている。
オムロン ヘルスケアは2014年10月15日、多人数の患者を集中モニタリングすることで、看護業務をより高精度で効率的なものにする新商品「セントラルモニタ Accumil V2100シリーズ」を、オムロンコーリンより販売開始した。
19インチの高解像度液晶モニターに、最大16人の患者の生体情報を同時に表示できる。多人数を集中的にモニタリングすることで、多くの患者の容態を迅速に把握できるようになるという。
左=セントラルモニタ Accumil V2100シリーズの外観。右=最大16人の患者の生体情報を同時に表示できる(クリックで拡大) 出典:オムロン
またセントラルモニタ1台で、4台のディスプレイ設置が可能。うち1台は個人詳細の表示に利用して、3台のディスプレイで最大48人の患者を同時モニタリングすることもできる。セントラルモニタを複数台導入・設置する必要がなくなり、省スペース性も向上させた。
1台のセントラルモニタに、複数のディスプレイを接続することも可能だ 出典:オムロン
液晶画面の構成は、縦2〜8行・横1〜3列の組み合わせの中から、見やすいレイアウトを選択できる。ベッドアイコンをフロア別・管理別で色分け表示する機能も備えている。
販売目標は、発売後1年間で50台としている。
- ベッドに「Galileo」――生体情報をセンシングする「スマートベッド」
イノテックは「第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC2014)」(会期:2014年5月14〜16日)に出展。「インテル Quark SoC搭載 高感度シートセンサー・ソリューションサービス」と題し、Quarkプロセッサを搭載した開発ボード「Galileo」と、シート状のピエゾフィルムセンサーを組み合わせた「スマートベッド」のデモシステムを披露した。
- 胸部に貼って脈波などを連続計測、東芝のウェアラブル生体センサー
東芝のウェアラブル生体センサー「Silmee Bar type」は、ゲルパッドで胸部に貼り付け、心電位、脈波、体動、皮膚温といった生体情報を同時に連続計測できる。国内の大学/研究機関/企業向けに2014年9月から販売を開始する。
- 血流を電波で観測、非接触の心拍センサーを九工大が展示
九州工業大学は、「CEATEC JAPAN 2014」で、非接触の心拍センサーを参考出展した。血液の動きを電波の反射を利用して検知するもので、体動の他、心拍と呼吸数も算出できる。介護などの用途を想定する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.