アジラと丸文は業務提携し、医療や福祉現場の支援、見守りの在り方を進化させるスマート現場支援ソリューションの提供を目指す。AI技術とロボティクスソリューションを連携させ、安心感のある見守り体制を構築する。
アジラは2025年6月26日、丸文との業務提携契約を発表した。AI(人工知能)技術とロボティクスソリューションを連携させ、医療や福祉現場の支援、見守りの在り方を進化させるスマート現場支援ソリューションの提供を目指す。
丸文は、NUWA Roboticsが開発した「Kebbi Air」やAeolus Roboticsの「Aeolus(アイオロス)」など、各種ロボティクスソリューションを提供している。アジラは、行動認識AIを中心とした技術を保有。AI警備システム「AI Security asilla」は、高度な行動検知を特徴とする。
AIコミュニケーションロボットのKebbi Airは、豊かな表情とスムーズな対応で、利用者に親しみやすいインタラクションを提供する。QRコードを活用した受付や案内、見守り、レクリエーションなど幅広い役割を担うことができる。
Aeolusは、自律移動が可能なヒューマノイドAIロボット。介護施設などで夜間巡視や除菌業務を実施する。360度カメラの搭載により、巡回警備や立哨など高度な警備機能も追加予定だ。
アジラのAI Security asillaは、警備員の負担を軽減し、迅速かつ正確な対応を可能にするため、24時間365日AIが映像を監視する。既存の防犯カメラ映像をAIが解析し、転倒などの異常行動や徘徊などの注意行動をリアルタイムで検知する。
両社は今後、AI Security asillaによるリアルタイム検知と、各種ロボットの特徴を生かしたオペレーションを組み合わせ、効率的かつ安心感のある見守り体制を構築する。現場の気付きと対応が連動した、スムーズな現場支援に取り組む。
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