アライドテレシスは、積水化学工業が提供する病院、介護施設向け見守りセンサー「ANSIEL」と、アライドテレシスの無線LANアクセスポイント3製品との接続検証を実施し、安定した接続と運用の実用性を確認した。
アライドテレシスは2024年10月16日、積水化学工業が提供する病院および介護施設向け見守りセンサー「ANSIEL」と、アライドテレシスの無線LANアクセスポイント3製品との接続検証を実施したと発表した。
ANSIELは、病院の患者や介護施設入居者の体動、睡眠状態、心拍、呼吸などを高精度な圧電センサーでリアルタイムに把握できる見守りセンサーだ。
病院や施設において、医療機器をはじめとするさまざまな端末が無線LANに多数接続する中、利用者の在床状況を継続的に把握するには、安定した通信が必要となる。
今回の実証実験は、アライドテレシスのアクセスポイント「AT-TQ7403」(Wi-Fi 6E対応)と、「AT-TQ6702 GEN2」および「AT-TQ6403 GEN2」(いずれもWi-Fi 6対応)、無線LANの自律的な安定通信が可能なソリューション「AWC」「AWC-CB」を利用した、3パターンの環境で実施した。
パターン1では、アクセスポイント3製品の単体とANSIELの接続を検証した。
パターン2では、AWCを利用したセル方式の無線LAN環境における複数アクセスポイントとの接続を検証した。
パターン3では、シングルチャンネル方式の無線LANソリューションAWC-CBを用いた無線LAN環境において、複数アクセスポイントの接続を検証した。
3つのパターンのいずれにおいても、ANSIELの接続は安定していた。また同実証では、ネットワーク状況を可視化するアライドテレシスのネットワーク運用管理ソリューション「AT-Vista Manager EX」を用いて、ANSIELの位置情報や接続、運用状況をGUI上にグラフィカルに表示できることも確認できた。
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