日本各地の名所を眺めながら散歩できる運動ソリューションを万博で展示医療機器ニュース

パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションは、高齢者の運動の習慣化とコミュニケーション促進に役立つソリューション「テレさんぽ」を、大阪・関西万博に期間限定で出展する。

» 2025年06月26日 15時00分 公開
[MONOist]

 パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションは2025年6月6日、高齢者の運動の習慣化とコミュニケーション促進に役立つソリューション「テレさんぽ」を、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に期間限定で出展すると発表した。

キャプション 「テレさんぽ」の使用イメージ[クリックで拡大] 出所:パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション

 テレさんぽは、日本各地の映像を眺めながら、足踏み運動を気軽に楽しめるソリューションだ。タブレット、歩行センサー、ポシェット、ケーブル類で構成されており、歩行センサーを入れたポシェットを身に着けて足踏みすると、足踏み運動に合わせて映像が進む。

 散歩コースはタブレットを用いて選択し、手持ちのテレビやディスプレイをタブレットと接続して使用する。コースは150種以上あり、日本全国の名勝地や世界遺産が含まれている。コースは今後、定期的に追加される予定だ。

 ユーザー名を登録すれば、個人ごとの運動実績を自動で記録し、運動実績レポートとして出力できる。運動実績レポートは介護施設側での実績管理や機能訓練計画などに活用でき、利用者の家族に共有することでコミュニケーションの促進が見込まれるほか、介護施設のDX(デジタルトランスフォーメーション)化にも寄与する。

 テレさんぽは、既に全国の介護施設などに商用サービスとして導入されている。大阪・関西万博では、「健康とウェルビーイング」テーマウイーク期間内の同年6月21〜29日にかけて、EXPOメッセ「WASSE」で開催するプログラムに出展する。

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