新入社員の半数以上が「辞めたい」。大企業入社の53.2%が入社後に会社イメージ悪化キャリアニュース

就職・転職情報サイトを運営しているプールサイドが、入社3年以内の新卒社員100人に「就業事情」に関する調査を実施。新卒で入社した社員の考えや本音を調べた。

» 2014年10月08日 09時30分 公開
[MONOist]

 新卒入社した社員の58%が、「現在辞めたい」か「過去に(辞めたいと)考えた」ことがある。プールサイドが2014年9月に発表した「仕事に関するアンケート調査」で明らかになった。

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 同調査によると、現在就業中の会社が「第一志望だった」「ほぼ第一志望に近かった」と53%が回答。大企業勤務者に絞ると70.2%に上った。

 しかし、大企業に入社できた新卒社員の中でも、55.3%が「現在辞めたい」「過去に(辞めたいと)考えた」ことがあるという。

 入社する前後の会社のイメージについても、大企業勤務の新卒社員では53.2%が悪い意味で「イメージの変化があった」とし、全体の45.0%を上回った。一方、中小(ベンチャー)企業勤務の新卒社員で会社のイメージが悪化したと回答したのは37.7%にとどまった。

 さらに、どんな理由からイメージが悪化したのかと聞いたところ、大企業勤務者では「拘束時間が長い」(52%)、「お給料が高くない」(40%)、「優秀な上司・先輩がいない」(36%)、「仕事がつまらない」(28%)といった回答が目立った。

 一方の中小(ベンチャー)企業勤務者では、「お給料が高くない」(55%)、「拘束時間が長い」(50%)、「優秀な上司・先輩がいない」(40%)、「仕事の量が多すぎる」(30%)、「人間関係をうまく築けない」(30%)といった点がイメージ悪化の理由として挙げられている。

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