同社の画像鮮明化技術「ForteVision」を採用。調整操作を不要に。
ジーニックは2014年3月10日、リアルタイム画質改善ユニット「FV-2010NT/FV-2010PL」を発売した。
マシンビジョンや大規模施設監視システムなどにおいて、低照度や逆光といった条件で視認性が落ちる場合がある。これに対して各種の補正機能を内蔵したビデオカメラが普及しつつあるが、そうした機能は外光環境に合わせた調整をそのつど行う必要があり、無人での調整は不可能だった。
FV-2010NT/FV-2010PLはそうした問題点を解決するために、 ジーニックの画像鮮明化技術「ForteVision」を手軽に導入できることを企図して開発した製品で、低照度や逆光、霧・モヤなどの外光条件に自動適応して面倒な調整操作を必要とせず、低輝度部のノイズを低減するノイズフィルタを内蔵しており、常時鮮明な画像が得られる。
FV-2010シリーズには、NTSC規格のアナログビデオ信号に対応した「FV-2010NT」と、PAL規格のアナログビデオ信号に対応した「FV-2010PL」の2機種を用意する。 筐体は19インチEIAラックマウント対応。スイッチャーなどで4分割された入力画像にも対応し、電源オフ時に原画像出力機能、RS-232Cによるリモート制御機能を備えている。
表面検査・欠陥検査装置の不具合検出率向上や溶接装置の視野向上といったマシンビジョン、その他、セキュリティや防災、環境などの用途を想定している。
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