早速、Cプログラムを実行してみましょう。テキストエディタで次のCプログラムを入力します。
#include <stdio.h> int main(void) { printf("こんにちは\n"); return 0; }
MinGWをデフォルトのままインストールすると、「C:\MinGW\msys\1.0\home\ユーザー名」がホームディレクトリになります。ここにプログラム「hello.c」を保存しましょう。
さて、ここで「hello.c」をコンパイルするのですが、現在のMinGWでは「gcc」コマンドのパスが誤って設定されています。そこで、“C:\MinGW\msys\1.0\etc\profile”をテキストエディタで開いて、
19行目を
export PATH=".:/usr/local/bin:/c/mingw/bin:/bin:$PATH"
と変更し、さらに21行目を
export PATH=".:/usr/local/bin:/bin:/c/mingw/bin:$PATH"
のように追加修正します(赤字部分)。
MinGWは、UNIXの世界なので、Windowsとは改行コードが異なり、メモ帳ではうまく改行されません。筆者は「TeraPad」を使用していますが、UNIXのテキストファイルが編集できるテキストエディタをあらかじめ用意しておきましょう。
それでは、Cプログラムを実行してみましょう。MinGWを起動し、「gcc」コマンドを実行してみます。
うまく「gcc」コマンドが使えるようになりました。
次に「hello.c」をコンパイルし、実行します。
うまくできましたか。それでは最初の宿題です。
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