EPOの特許データベース「Espacenet」での検索を試みたところ、欧州特許と米国特許に対する、CPC「B29C67」の付与が順調に進められていると判断できます。そこで、3Dプリンタ分野の欧米主要企業の特許出願状況をEspacenetで調べた結果が表2です。*)今回取り上げた欧米主要企業は、3D Sysutems(米国)、Phenix Systems(フランス、2013年6月12日に3D Systemsが買収)、Stratasys(米国:イスラエルObjetと2012年12月3日に合併)、Optomec(米国)、EOS(ドイツ)、ExOne(米国)、EnvisionTEC(ドイツ)、Voxeljet(ドイツ)の9社です。
*) Espacenetの検索機能的制約から、ファミリー特許と見なすべきもの全てまでも、単純に各1件と数えています。
注1) 2013年6月12日、3D SystemsがPhenics Systemsを買収、注2) 2012年12月3日、StratasysとObjetが合併、注3) StratasysとOptomecは共同開発、注4) EOS(Electro Optical Systems)、注5) ExOneの沿革
表2から、今回取り上げた9つの企業について以下のことが分かります。
*) 半導体の製造プロセスを応用する、MEMS(メムス、Micro Electro Mechanical Systems)では、犠牲層エッチングを活用して「可動構造」や「薄膜構造物」の製作が可能です。それと同様に3Dプリントでも、犠牲物を活用すれば「可動構造」や「薄膜構造物」の製作が実現できます。
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