インドの宝飾品大手がSASのデータ分析関連ソフトを導入――サプライチェーン合理化に活用製造ITニュース ビッグデータ

インドの宝飾品製造販売大手企業のGitanjali Groupは、米SASのデータ分析関連ソフト「SAS Visual Analytics」の採用を決めた。緻密なサプライチェーン管理に活用する。

» 2013年06月28日 13時00分 公開
[三島一孝,MONOist]

 インドの宝飾品製造販売大手企業であるGitanjali Groupは、米SAS Institute(以下、SAS)のデータ分析関連ソフト「SAS Visual Analytics」の採用を決定した。サプライチェーンマネジメントの改善に役立てる。

 ビッグデータ分析では、必要なデータを経営判断に役立つ指標として抽出し、新たな洞察(気付き)を与えることが必要になる。SAS Visual Analyticsはビジュアルデータ探索ソフトウェアで、関連データを対話型の操作で視覚的に探索し、迅速に知見や洞察を得ることができる。また、Webやモバイルデバイスから簡単にレポートにアクセスできるようになることもメリットだという。

 採用を決めたGitanjali Groupはダイヤモンドと宝飾品の総合製造小売り企業だ。同社では既にデータ分析に用いる「SAS High-Performance Analytics」ソリューションを採用しており、新たにSAS Visual Analyticsを加えることで、意思決定プロセスを改善するとともに、サプライチェーンを合理化し、データ分析に基づく取り組みの浸透を図る。

 Gitanjali Groupの最高情報責任者(CIO)であるサム・ジョージ(Sam George)氏は「当社では常にITを活用し、業務上の課題を解決してきた。SAS Visual Analyticsは、各種パラメータをドラッグアンドドロップするだけで視覚的なレポートを迅速に生成できる。また、複数のブランドでの需要やサプライチェーンを管理することも可能だ」とコメントしている。

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