東京エレクトロン デバイス主催の学生向け組み込みアプリケーション開発コンテスト「第4回 Device2Cloud コンテスト 〜21世紀の組込み開発者を目指せ!!」が開催される。「Windows Embedded Compact 7」に加え、今大会から「Linux」の利用も可能になった。参加申し込みは、2013年5月14日から9月21日まで。決勝大会は12月7日だ。
東京エレクトロン デバイス(以下、TED)は2013年4月26日、協賛企業の日本マイクロソフト、ユビキタス、アットマークテクノ、サムシングプレシャス、デバイスドライバーズ、アフレルとともに、学生向け組み込みアプリケーション開発コンテスト「第4回 Device2Cloud コンテスト 〜21世紀の組込み開発者を目指せ!!(以下、D2Cコンテスト)」を開催すると発表した。決勝大会の開催日は同年12月7日で、前回同様、東京電機大学 東京千住キャンパスで催される。
開催の目的は、「グローバルな視点で製品の企画・開発ができる人材育成」である。研究機関や大学を担当するTEDのPLDソリューション部 アカデミックグループが中心となり、D2Cコンテストの継続開催を決定した。
D2Cコンテストへの参加資格は、高校、専門学校、高専、大学、大学院、職業訓練校などに在籍する学生(参加費は無料/機材購入費は別途必要)。1チーム、2〜3人で構成し、アットマークテクノの小型CPUボード「Armadillo-440」と任意のセンサーボードを組み合わせて、“クラウドにつながる組み込み機器/アプリケーション”を企画・開発する。決勝大会へ進出できるのは、資料(開発構想書)&プレゼンテーションビデオによる予選審査を通過したチーム(前回は5チーム)。ファイナリストたちは決勝大会のステージ上で10分間(予定)のプレゼンテーションを行い、優勝を競う。なお、出場チーム全員に、学校の授業以外の取り組みの証明として、「参加認定証」が配布される。
今回大会では、より安定した環境の下、自由な発想でアイデアを実現してもらうべく、これまでの実績・ノウハウを踏まえて、システム要件および審査基準の一部見直しを実施するという。最も大きな変更といえるのは、これまでの「Windows Embedded Compact 7(以下、WEC7)」に加えて、Armadillo-440に標準搭載されている「Linux」も利用可能になった点だ(※ただし、参加者向けのトレーニングなどはWEC7の利用を前提にした内容で実施される)。
システム要件は、以下の通りだ。
参加申し込み期間は、5月14日から9月21日まで。7月19日にオープンセミナーを、8月31日に参加者向けトレーニングを実施するという。予選審査対象物の提出締め切りは、10月21日(午後1時まで)。予選審査の結果発表は、11月4日(午後1時)を予定している。詳しくは、公式Webサイトをご覧いただきたい。
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