
「SIM-CEL」の開発に参加した日本特殊陶業は、セラミック技術を生かしてハブベアリングの転がり抵抗と重量を軽減できる窒化ケイ素ボールや、シフト表示の意匠に用いるジルコニア製カラーシフトパネル(左)などを提供している。その一方で、エネルギー利用サービス体系「SIM-iBee」のクラウドシステム開発も手掛けた。右の写真はアプリ画面である。モノづくり企業である日本特殊陶業が、なぜクラウドシステム開発を担当したのか聞いてみたところ、「自社の製品にクラウドの技術を加えてシステム化することにより、今までにない新たな価値を創出できる可能性を感じ、是非ともこの分野の開発に取り組むべきだと判断したから」(同社の説明員)という回答だった。(クリックで拡大)
「SIM-CEL」は、自宅から外に出る際に、歩行者や通行車両と出会い頭で衝突してしまうような事故を防止するために、門扉周辺の様子を事前に確認できる「門扉カメラ」を利用できる。日立アドバンストデジタルが、Linuxプラットフォームとオープンソースソフトウェアを活用して短期間で開発した。SIM-CELと門扉カメラの間の無線通信にはWi-Fiを用いる。(クリックで拡大)
「SIM-CEL」と同日に発表された、ナノオプトニクス・エナジーの電動モビリティ「UNIMO」。1人掛けソファのような外見だが、従来の電動車いすでは走破できなかった段差や溝、悪路を走行できるという。介護・福祉機器以外にも、アミューズメント施設や観光地での利用も視野に入れている。最高時速は6km、満充電からの走行距離は20kmとなっている。(クリックで拡大)
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2.7兆円分の石油を節約できる電気自動車「SIM-LEI」の秘密Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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