新型「アテンザ」のJC08モード燃費が判明、ディーゼルMTモデルは22.4km/lエコカー技術

マツダの新型「アテンザ」のJC08モード燃費が判明した。排気量2.2l(リットル)のクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」と、マニュアルトランスミッション(MT)「SKYACTIV-MT」を搭載するセダンタイプのモデルで、22.4km/lと良好な燃費を達成している。

» 2012年10月26日 22時30分 公開
[朴尚洙,MONOist]
マツダの新型「アテンザ」

 マツダが2012年11月20日に発売を予定している新型「アテンザ」のJC08モード燃費が判明した。排気量2.2l(リットル)のクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」と、マニュアルトランスミッション(MT)「SKYACTIV-MT」を搭載するセダンタイプのモデルで、22.4km/lと良好な燃費を達成している。

 この他のモデルの燃費は以下の通り。SKYACTIV-D 2.2とSKYACTIV-MTを搭載するワゴンタイプが22.2km/l。SKYACTIV-D 2.2と自動変速機(AT)「SKYACTIV-DRIVE」を搭載するモデルは、セダンとワゴンの両タイプとも20.0km/lとなっている。

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2012」(2012年10月26日〜11月4日、東京ミッドタウン)で展示されている新型「アテンザ」。「SKYACTIV-D 2.2」搭載のセダンモデル(左)とワゴンモデルである。(クリックで拡大)

 これに対して、SKYACTIV-D 2.2とSKYACTIV-DRIVEを搭載するSUV(スポーツ多目的車)「CX-5」の燃費は、18.6km/lにとどまっていた。この大幅な燃費向上の第1の要因としては、新型アテンザに標準搭載される減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」(関連記事)の効果が考えられる。さらに、新型アテンザで初採用となるSKYACTIV-MTが車両の軽量化に貢献していることから、先述した22.4km/lという燃費を達成できたとみられる。

 ガソリンエンジンモデルはSKYACTIV-DRIVEとの組み合わせのみ。セダンとワゴンの両タイプとも、排気量2.0lの「SKYACTIV-G 2.0」搭載モデルが17.4km/l、排気量2.5lの「SKYACTIV-G 2.5」搭載モデルが15.6km/lとなっている。

 なお、排気量2.0lのガソリンエンジンとATを搭載する現行アテンザのJC08モード燃費は13.4km/l。同排気量の新型アテンザのガソリンエンジンモデルは、4.0km/lもの燃費向上を実現していることになる。

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