もしも、えみちゃんのようにはんだ付けの経験がなかったり、はんだごてを握るのが数年ぶりというのであれば、「ユニバーサル基板」で練習することをオススメします。
マイクロマウスキットは、決して安いものではありません。ここで先を急いで、はんだ不良のマイクロマウスを組み立ててしまっては、元も子もないでしょう。「きちんと動くロボット」の基本は、「ちゃんとしたはんだ付け」にあります。
はんだ付けの手順は、次の通りです(図1)。なお、カッコ内は作業のカウント(秒数)の目安です。リードとランドが十分に温まっていないうちに、はんだ線をこてに付けても、はんだはキレイに溶けて流れません。慣れないうちは、この図1を参考に、自分で「いーち」「にぃー」とカウントしながら作業するくらいでちょうどよいでしょう。
ランドとリードの表面にだけ、はんだをボテボテと盛り付けた状態を俗に「イモはんだ」と呼びます。リードとはんだがきちんとなじんでいないと、導通不良や部品落下といった不具合の原因となります(画像6)。はんだ線を離してから、2カウントおくことで溶けたはんだが穴の中に流れ込みます。
はんだ付けに関しては、「習うより慣れろ!」というのが正解です。数をこなせば必ずうまくなります。
参考サイト: | |
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⇒ | WEBはんだ付け講座 - ハンダ付け職人のはんだ付け講座 |
――えみちゃんもはんだ付けに慣れてきたようですね。
よし、だいぶ慣れてきたみたいだね。
じゃあ、そろそろキットの基板を作ろうか?
うぅー。大丈夫かなぁ……。
大丈夫、大丈夫! 組み立てキットの基板はガラスエポキシ製だから、練習したユニバーサル基板よりもはんだ付けはラクだよ。
そうなんですか? じゃあ、ガンバってやってみます!
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