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頭部にサーモグラフィカメラを設置した検温ロボットを開発:医療機器ニュース
THKは、AI技術搭載のサーモグラフィカメラを活用した、「検温ロボット」を開発した。発熱者を発見した場合は、遠隔操作でオペレーターが対応する。
THKは2020年8月3日、AI(人工知能)技術搭載のサーモグラフィカメラを活用した、「検温ロボット」を開発したと発表した。発熱者を発見した場合は、遠隔操作でオペレーターが対応する。販売価格は350万円から。同月より先行受注を開始する。
ロボット頭部に設置するサーモグラフィカメラには、ネクストリーマーが開発した遠隔操作機能付きのAI画像認識技術を搭載した。マスクを装着するなど、顔の一部が隠れた状態でも顔認識が可能だ。熱い飲み物などを持っていても、誤検知をする心配はない。
発熱者を発見した場合は、オペレーターがモニター越しに必要な対処について指示を出す。二次検温では、日本精密測定機器製のBluetooth対応の皮膚赤外線体温計を用いる。
ロボットの上体は、ミズノとTHKが共同開発した洗濯可能な人型サービスロボット用空冷ウェア「エアリージャケット」を着用し、排熱性を向上させた。また、ロボットのアームを上下することで発熱者の入場制限を求めたり、アーム先端に消毒液を持たせることもできる。
オプションとして、ロボットの上体を昇降させる「SEED-Lifter」と、全方向へ移動可能な自律走行台車「SEED-Mover」も用意している。
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