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「その場回転」や「横移動」ができる2人乗りEVコミュータ、NTNが披露東京モーターショー2013

NTNは、「第43回東京モーターショー2013」において、「その場回転」や「横方向移動」といったインホイールモーター方式ならではの特徴を持つ2人乗りEVコミュータ「Q’moII(キューモツー)」を出展する。

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NTNのEVコミュータコンセプト「Q’moII」

 NTNは2013年11月15日、「第43回東京モーターショー2013」(2013年11月20日〜12月1日、東京ビッグサイト)の出展概要を発表した。

 同社の出展テーマは「クルマの未来を支えるNTNのダントツ技術」。次世代電気自動車(EV)用システム商品、電動化の流れに沿ったモジュール商品をはじめ、自動車の高効率化、軽量化に貢献する商品を多数出展する。

 今回は、前回の「東京モーターショー2011」で話題を呼んだ、同社のインホイールモーターシステムなどを組み込んだデモ車両「Q’mo(キューモ)」をさらに発展させたEVコミュータコンセプト「Q’moII(キューモツー)」だ。キューモの“その場回転”や“横方向移動”といったインホイールモーターならではの特徴的な性能を継承し、市街地走行が可能な仕様の2人乗りのEVコミュータとなっている。同社ブースのステージで、従来のクルマにはない動きを披露するという。

NTNのEVコミュータコンセプト「Q’moII」(左)と後輪独立転舵システム 出典:NTN

 キューモツーに搭載されているインホイールモーターシステムや、ステアバイワイヤシステムを応用し後輪転舵やトー角制御を可能にする後輪独立転舵システムなども紹介する。

 自動車用部品では、電動油圧ブレーキ用ボールねじ駆動モジュールや、中空ボールねじユニット、高性能軽量ハブジョイントなどを展示する。例えば、電動油圧ブレーキ用ボールねじ駆動モジュールは、高負荷容量のボールねじによって、モーターの回転運動を精度よく直線運動に変換してきめ細かなブレーキ力の調整を可能にする。減速エネルギー回生システムに適用すれば、より多くの減速エネルギーを回生できるようになり、EVなどの走行距離の向上に貢献できるという。

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