Nano Terasu活用、東北大と豊田合成が新素材開発の共創研究所を設置研究開発の最前線

東北大学と豊田合成は、高機能材料の開発に向け、同大学青葉山キャンパスに「豊田合成×東北大学 安全・快適・脱炭素につながる機能材共創研究所」を設置した。環境に配慮した機能性材料の開発を加速させ、迅速な社会実装を目指す。

» 2026年07月28日 11時00分 公開
[MONOist]

 東北大学は2026年7月1日、豊田合成と共同で、東北大学青葉山キャンパスに「豊田合成×東北大学 安全・快適・脱炭素につながる機能材共創研究所」を開設した。設置期間は同月〜2029年6月までの3年間で、環境に配慮した機能性材料の開発を加速させ、迅速な社会実装を目指す。

共創研究のポイント 共創研究のポイント[クリックで拡大] 出所:東北大学

 東北大学は、材料科学分野で世界トップクラスの研究実績と高度な原子、分子レベルの解析技術を持つ。豊田合成は、中長期経営計画(2030事業計画)で、強みとするゴムやプラスチックなどの材料技術を活用した、高付加価値製品の実用化を目指している。

 今回の取り組みでは、両者の知見と技術を融合させることで、これまでにない特性を持つ高機能材料の開発を進める。同共創研究所と東北大学の分析施設「3GeV 高輝度放射光施設 Nano Terasu」をハブとする産学共創による研究活動に取り組む。

 具体的には、2030年以降の高機能材料開発テーマの戦略的探索に取り組む。また、DX(デジタルトランスフォーメーション)と分析技術を活用した材料開発を加速させる。共創活動で得られた研究成果は、各種学会などでの発表や特許出願へつなげ、2035年までの実用化と製品化を目指す。

 また、分野を超えた技術探索に加え、次世代のイノベーションを担う人材育成、企業間交流なども実施する予定だ。

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