ROKIは、有機溶剤を使用しない水系合成プロセスで、金属有機構造体を常圧かつ短時間で連続合成する製造技術を開発した。MOFの合成から賦形、装置適用まで一貫して対応できる。
ROKIは2026年6月10日、有機溶剤を使用しない水系合成プロセスで、金属有機構造体(MOF)を常圧かつ短時間で連続合成する製造技術を開発したと発表した。MOFの合成から賦形、装置適用まで一貫して対応できる。
MOFは、ガス分子を選択的に吸着できる材料として注目を集めている。しかし、その製造には、大量の有機溶剤を用いて高圧かつ長時間の製造プロセスを採用するケースが多かった。
同社は、水系かつ常圧のMOF合成技術を独自に開発。大量の有機溶剤を用いる従来手法に対し、水系合成により安全性と環境負荷低減に配慮した製造プロセスを構築した。高い安全性を確保しつつ、室温〜90℃の穏和な条件と1〜18時間の短時間での合成を可能にしている。
また、生成物の粒子径を均一化し、材料品質の安定化に寄与する。従来のバッチ式と異なり、原料供給から反応物回収までを連続化することで、量産化に向けた製造基盤を構築した。
今後は、用途に応じたMOF材料の開発を進め、CO2回収や希ガスの再生利用、空間のガス濃度制御、回収ガスの輸送などへの展開を目指すとしている。
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