日本材料技研は、エンジニアリングプラスチックの一種であるポリブチレンテレフタレート(PBT)の球状微粒子の販売を開始した。
日本材料技研は2026年8月3日、エンジニアリングプラスチックの一種であるポリブチレンテレフタレート(PBT)の球状微粒子を製品化し、販売を開始したと発表した。
PBTは、耐熱性、電気絶縁性、低吸水性、寸法安定性、耐薬品性などに優れる結晶性ポリエステル樹脂で、自動車部品や電気電子部品を中心に広く利用されているエンジニアリングプラスチックだ。エンジニアリングプラスチックは通常、乳化重合法などの一般的な製法による球状微粒子化が難しく、主として粉砕法によって製造される破砕微粒子が用いられている。
これに対して同社では、エンジニアリングプラスチックの球状微粒子化を可能にする独自の樹脂微粒子化技術により、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリアミドイミド(PAI)をはじめとする各種エンジニアリングプラスチックやスーパーエンジニアリングプラスチックの球状微粒子化に取り組んでいる。
今回、販売を開始したPBTの球状微粒子(D50:23μm)は、PBTが有する優れた特性を微粒子形態で活用できる他、球状であることで、粉体としての流動性や分散性の向上を図っている。同製品は、PBF(Powder Bed Fusion:粉末床溶融結合)方式の3Dプリンタ用材料をはじめ、樹脂改質材や塗料、インキ、コーティング材など、幅広い用途への応用が期待される。
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