東洋紡エムシーは、熱可塑性ポリエステルエラストマーの新シリーズとして、高融点かつ高耐熱性の「ペルプレンNCタイプ」を開発した。従来品を上回る耐熱性を備え、フッ素樹脂の代替として利用できる。
東洋紡エムシーは2026年6月2日、熱可塑性ポリエステルエラストマーの新シリーズとして、高融点かつ高耐熱性の「ペルプレンNCタイプ」を開発したと発表した。従来品を上回る耐熱性を備え、フッ素樹脂の代替としての活用が期待される。
「ペルプレン」は、ポリエステルからなるハードセグメントとソフトセグメントで構成される共重合体だ。ゴムとエンジニアリングプラスチックの特性を両立した材料として、幅広い分野で使用されている。
新シリーズとなるNCタイプは、従来のペルプレンCタイプよりも融点の高い素材をハードセグメントに採用。融点が221℃に向上したほか、高温下でも劣化しにくい耐熱老化性や耐水性、耐油性を備えた。
デュロメータ硬度は66Dで、引張弾性率は1015MPa、引張強度は41MPa、引張伸度は330%。フッ素樹脂と同等水準の機械物性を有しながら、軽量で汎用成形機による生産が可能な良成形性を達成した。
耐熱電線被覆材やバスバー被覆材、耐熱フィルム、自動車機能部品など、フッ素樹脂が用いられてきた高温領域での利用を見込む。同年7月にサンプルワークを開始し、2027年度中の上市を目指すとしている。
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