日本のボッシュグループの2025年度売上高は、前年度比7%増の約4600億円となった。ボッシュ 代表取締役社長のクリスチャン・メッカー氏は「基盤であるモビリティ事業の安定的な成長に加え、ボッシュ史上最大規模となったジョンソンコントロールズ日立空調の買収で、日本のボッシュグループにHVAC(暖房、換気、空調)事業を手掛けるボッシュホームコンフォートジャパンが加わったことによる事業ポートフォリオの拡大が寄与した」と語る。
なお、グローバルのボッシュグループの2025年売上高は前年比0.7%増の910億ユーロ(約16兆9100億円)となった。世界経済や国際情勢が不安定な中で、ボッシュにとっても厳しい1年となったが増収を確保した。2026年については、世界経済の成長は緩やかで、自動車市場も前年並みが想定されるものの、売上高で前年比2〜5%の成長を見込んでいるという。
ボッシュホームコンフォート・グループ アジア太平洋地域プレジデントのウルリッヒ・リスマン氏は「今回のHVAC事業の買収により、ボッシュホームコンフォート・グループの規模はほぼ倍増した。保有する空調機器ブランドとしては、欧州のボッシュとBuderusに加え、米国のYork、アジアの日立などが加わった。その結果として、ボッシュは現在HVAC業界のリーディングカンパニーとなっている」と強調する。
日本のボッシュグループの生産拠点は、モビリティ事業傘下の栃木工場(栃木県那須塩原市)、むさし工場(埼玉県滑川町)、寄居工場(埼玉県寄居町)、東松山工場(埼玉県東松山市)に、日立ブランドのエアコン「白くまくん」を製造するHVAC事業傘下の栃木事業所(栃木県栃木市)が加わることになる。メッカー氏とリスマン氏は「ボッシュグループ内で積極的にR&Dチームの情報交換を進める。モノづくりのプロセスや製造技術でも互いに学ぶことが多いだろう。調達や物流でも相乗効果を期待できる」と声をそろえる。
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ボッシュが日立の空調合弁会社を買収、清水事業所はなぜ日立グループに残るのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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