インテルは、ロボット開発のための統合ソフトウェア開発キット「Robotics AI Suite」に、インテル製プロセッサに最適化された推論ランタイムを備えるオープンソースのロボティクスライブラリ「OpenVINO Physical AI Framework」を追加すると発表した。
インテルは2026年6月1日、ロボット開発のための統合ソフトウェア開発キット(SDK)「Robotics AI Suite」に、インテル製プロセッサに最適化された推論ランタイムを備えるオープンソースのロボティクスライブラリ「OpenVINO Physical AI Framework」を追加すると発表した。
最新のマルチモーダルAI(人工知能)モデルを用いた、ヒューマノイドをはじめとするロボット開発に多くの企業が取り組んでいる。その中で課題になっているのが、仮想環境で開発したAIモデルを実施のロボットハードウェアに実装するプロセスだ。ロボットごとにセンサーやアクチュエーター、使用するコーデックなどが異なるため、仮想環境向けにコーディングしたプログラムが現実世界で最適に動作するように都度書き換えなければならない状況にある。
OpenVINO Physical AI Frameworkは、マルチモーダルAIモデルをロボットハードウェアに実装するために必要なオープンソースのロボティクスライブラリを提供することで、さまざまなタイプのロボットの間でコードを再利用できるようにする。これによって、開発したAIモデルやコードを、工場、倉庫、小売向けなどの用途に大規模に展開しやすくなり、ロボット開発のコスト削減につなげられるという。なお、OpenVINO Physical AI Frameworkの対応プロセッサは、インテルの最新製品である「Intel Core Ultra 3シリーズ」や「Intel Core 3シリーズ」などとなっている。
「OpenVINO Physical AI Framework」の概要。「Physical AI Studio」やLeRobotなどのロボティクスモデル開発環境と統合できる[クリックで拡大] 出所:インテルインテルはOpenVINO Physical AI Frameworkと併せて、VLA(視覚言語動作)モデルなどの開発に役立つ「Physical AI Studio」も発表している。このPhysical AI StudioやLeRobotなどのオープンソースのロボティクスモデル開発環境とOpenVINO Physical AI Frameworkの統合により、ロボット開発プロセスがシームレスに一貫したものになる。
なお、OpenVINO Physical AI Frameworkのプレビュー版はGitHubで公開されており、2026年後半の一般提供開始を予定している。Physical AI Studioは既に利用可能だ。
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