ダイハツの2月の世界生産は、前年同月比4.7%増の13万3850台と、6カ月連続のプラスだった。このうち国内生産は、新型「ムーヴ」の好調に加え、軽商用EVの投入も純増となり、同13.3%増の7万618台と7カ月連続で前年実績を上回った。8社の国内生産で最も高い伸び率となった。内訳は、軽自動車が同16.7%増の5万789台、登録車は同5.3%増の1万9829台だった。
一方、海外生産は、前年同月比3.5%減の6万3232台と2カ月ぶりに前年実績を下回った。2年以上にわたり長らく低迷が続いていたインドネシアは、同9.0%増の3万7333台と1月に続いてプラスを確保した。ただ、マレーシアは前年2月が過去最高だったこともあり、同17.3%減の2万5899台と6カ月ぶりに減少した。
マツダの2月の世界生産台数は、前年同月比6.7%増の10万1934台と2カ月ぶりに増加した。中でも主力の国内生産が伸長し、同12.0%増の6万7375台と2カ月ぶりに前年実績を上回った。新型に切り替えた主力モデルの「CX-5」が同6.5%増だった他、関税対応で日本からの米国向け輸出を増やしている「マツダ3」が同18.4%増、「CX-30」に至っては同48.0%増と大幅に増加した。輸出も北米や欧州向けが伸長し、同17.7%増の6万939台と2カ月連続でプラスだった。
海外生産は伸び悩み、前年同月比2.4%減の3万4559台と2カ月連続で減少した。要因はメキシコで、関税対策で米国市場向けのCX-30やマツダ3を日本生産に切り替えた影響が大きく、同25.7%減の1万3460台と大幅に減少し、11カ月連続のマイナス。米国は「CX-50」がガソリン車、HEV(ハイブリッド車)ともに販売が堅調で同12.4%増の1万2233台と増加。それでも北米トータルでは同11.4%減の2万5693台と10カ月連続のマイナスとなった。一方、中国は好調で、EV「EZ-6/マツダ6e」の増加に加えて、SUVタイプの新型EV「EZ-60/CX-6e」も純増となり、同55.0%増の4578台と4カ月連続のプラスとなった。タイも「CX-3」が増加し、同19.5%増の4158台と3カ月連続で増加した。
8社の中で最も高い伸びを示したのが三菱自だ。2月の世界生産台数は、前年同月比12.7%増の8万9026台と4カ月連続のプラスだった。国内/海外ともに好調で、どちらも前年同月より2桁%増加した。
国内生産は、前年同月比11.7%増の4万7672台と5カ月連続で増加した。水島製作所(岡山県倉敷市)で生産する「デリカミニ」および日産向けにOEM(相手先ブランドによる生産)供給する「ルークス」の新型車効果や、一部改良を実施した「デリカD:5」などが貢献した。輸出も北米向けがけん引し、同24.0%増の2万7444台と2カ月ぶりに増加した。海外生産は、同13.9%増の4万1354台と2カ月連続のプラス。インドネシアで2025年から生産を開始した新興国専用の新型SUV「デスティネーター」をインドネシアを皮切りにフィリピン、ベトナムとアジア各国に順次投入している他、タイで生産する「トライトン」も増産している。
8社で最も落ち込みが目立ったのがスバルで、2月の世界生産は、前年同月比12.4%減の7万495台と2カ月ぶりに減少した。要因は主力拠点の国内生産で、群馬製作所矢島工場(群馬県太田市)での改修工事は完了したものの、立ち上げ時にEVのみ生産したため、同22.6%減の3万9694台と大幅減となり、2カ月ぶりのマイナス。これに伴い輸出も同23.7%減の3万2992台と2カ月ぶりに前年実績を下回った。一方、唯一の海外生産拠点である米国生産は、同5.5%増の3万801台と2カ月ぶりに増加した。
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