アイコムが模倣品対策を強化、製品の正規品判定をQRコード認証に一本化製造マネジメントニュース

アイコムは、模倣品対策である製品認証システムの強化を完了した。従来のホログラムシールを廃止し、より信頼性の高いQRコード認証へと一本化した。コードからアクセスした認証サイトで製品の真贋を確認できる。

» 2026年04月16日 10時00分 公開
[MONOist]

 アイコムは2026年3月31日、無線機などの模倣品対策を目的とした製品認証システムの強化を完了したと発表した。

 同社は2024年9月より認証システムの刷新を進めてきたが、このほど対象製品への対応を完了し、システムの安定稼働を確認した。2025年10月以降の出荷分から、従来のホログラムシールによる判定を廃止し、スマートフォンなどで読み取り可能なQRコード認証へと一本化している。

 新たな認証システムでは、製品背面のシリアルシールに印刷されたQRコードを使用する。利用者がコードから専用の認証サイトへアクセスすると、正規品である旨とともに、当該コードによるアクセス回数や最終アクセス日時が表示される。これにより、正規のコードがコピーされ模倣品に流用された場合でも、不自然に多いアクセス回数から模倣品だと確認できる。なお、同社は認証サイト自体の模倣にも注意を呼びかけており、URLが「https://genuine.icom.co.jp/」で始まることを確認するよう求めている。

 市場には、ホログラムシールが貼付された従来製品も在庫として流通しているが、これらも引き続き正規品として扱われる。当面は、流通製品中に新旧の認証システムが併存することになるが、正規代理店から購入した製品は安心して使用できる。新システムを導入した製品や対象シリアル番号は、同社の特設ページで公開されている。

 同社は啓発活動も強化しており、今回の対策について英語や中国語、タイ語、インドネシア語で記したチラシを対象製品に同梱する。また、カタログなどの販促物にも同様の内容を掲載し、ユーザーへの認知拡大を図る。製造から流通までのトレーサビリティー確保についても厳格な管理体制を継続する。

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