ロームは、業界トップクラスの低ダイナミック抵抗と超低容量を両立したESD保護ダイオード「RESDxVx」シリーズを開発した。クランプ電圧を従来比で約40%抑制しており、高速通信機器のIC保護性能を高める。
ロームは2026年3月26日、10Gbpsを超える高速通信インタフェース向けに、超低容量と低ダイナミック抵抗を両立したESD保護ダイオード「RESDxVx」シリーズを開発したと発表した。サンプル単価は70円(税別)で、既に量産を開始している。
RESDxVxシリーズは、信号劣化を最小限に抑えるため、端子間容量を双方向タイプで0.24pF、単方向タイプで0.48pFという超低容量に設計した。一般的に容量とトレードオフの関係にあるダイナミック抵抗についても0.28Ωまで低減。これにより、静電気放電時のクランプ電圧を一般品と比較して約40%抑制し、微細化が進み過電圧耐性が低下しているICを強力に保護する。
現在のラインアップは8種で、そのうちDFN1006-2Wパッケージを採用した「RESDxVxBASAFH」および「RESDxVxUASAFH」は、車載信頼性規格のAEC-Q101に準拠している。そのため、高速のSerDes通信を利用するADAS(先進運転支援システム)や自動運転用カメラ、ECU(電子制御ユニット)といった車載分野に適用できる。
その他、USB4やThunderbolt 4、HDMIなどの高速インタフェースを搭載する産業機器、民生機器など幅広い分野に適用可能だ。
ロームは今後も低容量ESD保護ダイオードやTVSダイオードの拡充を進め、通信インフラや自動運転システムなどのエレクトロニクス技術の進展に貢献する。
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