QNXとNVIDIAは協業を拡大し、エッジAIシステムの開発基盤を強化する。リアルタイムOSと産業向けAIコンピューティングプラットフォームの統合により、ロボットや医療機器などの安全認証プロセスを迅速化する。
QNXは2026年4月20日(現地時間)、NVIDIAとの協業を拡大し、次世代のセーフティークリティカルなエッジAI(人工知能)システム構築に向けたプラットフォームを提供すると発表した。
協業拡大により、リアルタイムOS「QNX OS for Safety 8.0」と、機能安全を提供するNVIDIAの産業向けAIコンピューティングプラットフォーム「NVIDIA IGX Thor」を統合する。
NVIDIA IGX Thorは、自律移動ロボットや手術用ロボット、産業用オートメーションなど、高度な演算性能と信頼性が要求される現場向けに設計されている。今回の統合により、開発者はマイクロカーネルベースのリアルタイム制御と、AIによる認知や意思決定機能を単一のプラットフォーム上で運用できる。重要度の異なるワークロードを統合することで、システムアーキテクチャを一元化して安全認証プロセスを支援する。
両社はすでに自動車分野の「NVIDIA DRIVE AGX Thor」開発キットにおいて協力関係にあり、今回の取り組みはその実績を医療や産業用エッジシステムへ拡大するものだ。現在、一部の顧客に対し、同プラットフォームの早期アクセス版の提供を開始している。
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