CPLD級のプログラマブルロジックを統合したマイコンを発表組み込み開発ニュース

Microchip Technology(マイクロチップ)は、CLBを搭載したマイクロコントローラー「PIC16F13276」「PIC18-Q35」ファミリーを発表した。専用ハードウェアによるロジック実装により、システムを簡素化しつつ起動時の安全性も確保する。

» 2026年05月13日 14時00分 公開
[MONOist]

 Microchip Technology(マイクロチップ)は2026年4月22日、構成可能なロジックブロック(CLB)を搭載したマイクロコントローラー(MCU)「PIC16F13276」ファミリーおよび「PIC18-Q35」ファミリーを発表した。

キャプション CLBベースMCUのポートフォリオに「PIC16F13276」「PIC18-Q35」ファミリーを追加[クリックで拡大] 出所:Microchip Technology

 新製品は、従来ソフトウェアや外付けのCPLD(コンプレックスプログラマブルロジックデバイス)で処理していたロジック機能を、MCU内部の専用ハードウェアで実装可能にする。PIC16F13276は32個、PIC18-Q35は128個のロジックエレメントを備えており、組み込み制御および決定論的なロジックを1チップに実装できる。MCUとCPLDをそれぞれ使用する場合と比べて、部品点数や基板スペースを削減できるため、システムの簡素化やコスト低減に寄与する。

 また、電源投入時あるいはリセット時に、CPUを介さずにロジックを自動ロードするオプション機能を持つ。起動プロセスにおける安全ロジックの確定状態を保証し、産業、車載システムなどの高い安全性要求に応える。

 開発環境は、Microsoft Visual Studio Code向けのCLBコンフィギュレーションツールを用意。ドラッグ&ドロップによる直感的な設計に加え、事前タイミング解析やシミュレーション機能を活用することで、コード記述やレジスタの手動設定をしなくても機能検証やデバッグができる。

 価格は、PIC16F13276が0.32ドル(約50円)、PIC18-Q35が0.62ドル(約98円)からとなっている(いずれも大量注文時の単価)。既存の「PIC16」「PIC18」シリーズとの互換性を有するほか、耐タンパ保護機能などのセキュリティ面も強化されている。

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