Microchip Technology(マイクロチップ)は、RISC-VおよびFPGA設計を低コストで可能にする多機能なオープンソースの開発キット「PolarFire SoC ディスカバリキット」の提供を開始した。
Microchip Technology(マイクロチップ)は2024年2月21日、RISC-VおよびFPGA設計を低コストで可能にする多機能なオープンソースの開発キット「PolarFire SoC ディスカバリキット」の提供を開始したと発表した。一般向けには132米ドル(約1万9900円)、同社のアカデミックプログラムでは99米ドル(約1万4900円)で提供される。
同キットは「PolarFire MPFS095T SoC FPGA」を中心に構築され、RISC-V ISA(命令セットアーキテクチャ)に基づくクアッドコア64ビットCPUクラスタで構成される組み込みマイクロプロセッササブシステムを備える。
Linux、リアルタイムアプリケーション、豊富な周辺モジュール、95Kロジックエレメント数の低消費電力高性能FPGAをサポート。アプリケーションコンセプトの迅速なテスト、ファームウェアアプリケーションの開発、ユーザーコードのプログラミングとデバッグが可能だ。
大容量L2メモリサブシステムは、性能または決定論的処理時間を目的に設定でき、AMPモードをサポートする。ボードは同社のMi-Vエコシステムとなっており、Click Boards向けMikroBUS拡張ヘッダ、40ピンRaspberry Piコネクター、MIPIビデオコネクターを備えている。
多機能でありながら低価格なため、組み込み処理および演算アクセラレーションで新技術を利用しやすくなる。アプリケーションのコンセプトの迅速なテスト、ファームウェアアプリケーションの開発、ユーザーコードのプログラミングとデバッグなどが可能になる。
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