Microchip Technologyは、エッジコンピューティング向けのミッドレンジFPGA「MPF050T」とFPGA SoC「MPFS025T」を発表した。優れた計算処理性能を有しつつ、同等の競合製品と比較して静止電力を半分に抑えている。
Microchip Technology(マイクロチップ・テクノロジー)は2021年8月11日、エッジコンピューティング向けのミッドレンジFPGA「MPF050T」とFPGA SoC「MPFS025T」を発表した。
両製品は、優れた計算処理性能を有しつつ、消費電力を50%以上低減。同等の競合製品と比較して、静止電力を半分に抑えている。
他に、高性能トランシーバー、2MBのL2キャッシュ、LPDDR4メモリをサポートするRISC-Vアーキテクチャを採用したプロセッサコンプレックスを備える。
LE(ロジックエレメント)は、MPF050Tは50k、MPFS025Tは25kとなっている。熱に対する要求が厳しい自動車や産業用オートメーション、通信、防衛、IoT(モノのインターネット)システムといった分野での用途に適している。
両製品ともに、2022年第1四半期の量産開始を予定している。なお、同社が提供している「Libero 2021.2」ソフトウェアを用いることで、MPF050TやMPFS025Tを含むPolarFire FPGAおよびFPGA SoCファミリーの設計を開始できる。
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