dSPACEは2026年5月5日、SILおよびHIL環境でのPythonによる自動テスト実行を簡素化する「Test Automation SDK」を発表した。AI支援によるテスト生成に対応し、開発工数の削減に貢献する。
dSPACEは2026年5月5日(現地時間)、SIL(Software-in-the-Loop)環境およびHIL(Hardware-in-the-Loop)環境におけるPythonを用いた自動テスト実行を簡素化するソフトウェア開発キット「Test Automation SDK」を発表した。本SDKはオープンソースとして提供され、AI(人工知能)を活用したエンドツーエンドのテストワークフローを構築することで、検証業務の効率化と将来的な拡張性を確保する。
Test Automation SDKは、コードベースでのテスト自動化を中核に据えている。従来の複数のツールや複雑なインタフェースを使い分ける手法に対し、可読性の高いPythonスクリプトのみでテストを記述できる。
プログラミングインタフェースを抽象化したことで、同一のテストケースを異なる環境で再利用可能だ。例えば、SILシミュレーションプラットフォームであるdSPACE VEOSから、HILシステムのdSPACE SCALEXIOへ移行する際、テストロジックを変更することなく設定のみで切り替えられる。
既存の開発エコシステムとの親和性も高い。pytestやRobot Frameworkといった一般的なPython用テストフレームワークをサポートし、Visual Studio CodeやGitなどのツールチェーンへシームレスに統合できる。また、APIが抽象化されているため、AIコーディングアシスタントを用いたテスト生成やメンテナンスにも適しており、複雑なシステム検証に要する工数を大幅に削減できる。
本ソリューションは、自動車、航空宇宙、防衛など、高度な電子制御システムの検証が不可欠な領域を対象としている。昨今の複雑化するソフトウェア定義のシステムにおいて、一貫性のある検証環境を提供し、開発サイクルの加速を支援する。
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