1μF以下の極小コンデンサーでも安定動作する500mA対応LDOレギュレーター組み込み開発ニュース

ロームは、車載、産業機器の電源用途向けに、独自の超安定制御技術「Nano Cap」を搭載した出力電流500mAのLDOレギュレーター「BD9xxN5」シリーズを開発した。1μF以下の極小コンデンサーでも安定して動作する。

» 2026年02月09日 14時00分 公開
[MONOist]

 ロームは2026年1月27日、車載機器や産業機器、通信インフラのプライマリ電源用途向けとなる出力電流500mAのLDOレギュレーター「BD9xxN5」シリーズ18製品を発表した。2025年10月から量産体制に入っており、チップワンストップなど電子部品のECサイトから購入可能だ。サンプルの単価は300円となっている(税別)。

キャプション 出力電流500mAのLDOレギュレーター「BD9xxN5」シリーズ[クリックで拡大] 出所:ローム

 BD9xxN5シリーズは、2022年にリリースした「BD9xxN1」シリーズ(出力電流150mA)の電流拡張モデルだ。同社独自の超安定制御技術「Nano Cap(ナノキャップ)」を搭載するため、出力電流を従来品の3倍以上となる500mAへ拡大しながら、470nF(Typ.)の出力コンデンサーでも出力電圧変動を250mV程度に抑えて、安定して動作する(1マイクロ秒時の負荷電流変動1mA⇔500mA)。

 入力電圧は最大42Vまで対応し、出力電圧は3.3V、5.0Vまたは1.0〜18.0Vの可変モデルをラインアップする。動作温度範囲は−40〜+150℃で、AEC-Q100に準拠する。

 電子機器の小型化、高密度化に伴い、電源回路には省スペース化と大電流化の両立が求められている。BD9xxN5シリーズは、大容量のコンデンサーや一般的な小型多層セラミックコンデンサー(MLCC)のほか、出力電流が増大すると安定性が確保しにくい、容量1μF以下で0603Mサイズ(0.6×0.3mm)の極小MLCCにも対応するため、回路や基板の小型化に貢献し、部品選定の制約を大幅に緩和する。

 また同社は、検証用シミュレーションモデルとして、高精度SPICEモデル「ROHM Real Model」を用意している。「BD900N5xxx-C」「BD933N5xxxx-C」「 BD950N5xxxx-C」の3モデルがあり、同社Webサイトから入手可能だ。

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