ロームとシェフラーは、戦略的パートナーシップに基づき、中国大手自動車メーカー向けにロームのSiC MOSFETベアチップを組み込んだシェフラー製新型高電圧インバータブリックの量産を開始した。
ロームとシェフラーは2025年9月9日、戦略的パートナーシップに基づき、中国大手自動車メーカー向けにSiC MOSFETベアチップを搭載した新型高電圧インバータブリックの量産を開始したと発表した。
同インバータブリックは、電動パワートレインの根幹をなす重要部品であり、電気自動車の効率と性能に大きな影響を与える。電気自動車のトラクションインバータとしては一般的な800Vを超える最大バッテリー電圧に対応し、最大電流は650Armsだ。ロームのSiC技術で、高出力かつ高効率を維持しながらのコンパクトな設計ができる。
両社は、2020年から戦略的パートナーシップを構築している。2023年にはSiCパワーデバイスの長期供給契約を締結し、電気自動車の高性能化に不可欠なSiCチップの供給体制を強化した。
最新鋭クルーズ客船「飛鳥III」で知るイマドキの操舵室
N-VANと同じEVシステムで走行可能距離は50km増、N-ONE e:は295kmに
10年先に向けたスズキの技術戦略、「100kg軽量化」にめど
車載用円筒形リチウムイオン電池モジュール/パック工場の建設協定に調印
ギガキャストの基礎的な鋳造法「ダイカスト」とは何か
廃プラ部品リサイクルの固体異物分離率99%以上、ホンダのケミカルソーティングCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
モビリティの記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム