続いて、AIの普及による、求める人物像の変化について調べた。その結果、「大きく変わった」(22.1%)、「一部変わった」(53.0%)の合計が75.1%に達した。具体的には、AIスキルを持ち実務に活用できる人材を求めるコメントが多く見られた。また、AIでの代替が困難な高い専門性や即戦力、変化に柔軟に対応して自ら思考し行動できる能力を重視する傾向が強まっている。
また、AI導入により、新卒入社3年以内の若手社員に任せる仕事内容が変わったかについては、「一部変わった」(43.7%)と「大きく変わった」(11.1%)の回答割合の合計が54.8%となった。具体的な変化は、「AIを活用しながら進めることを前提とした新しい業務が増えた」(44.0%)が最も多かった。次いで、「教育・OJTの中で、AI活用を前提とした業務設計に変わった」(40.1%)、「アウトプットの量・スピードをより求めるようになった」(39.4%)となっている。
一方で、AI活用推進における懸念点も顕在化している。若手社員に限らず「AIに依存しすぎることで、経験が蓄積されにくくなること」「使いこなせる人とそうでない人の差が広がること」を懸念する回答が多かった。若手社員と一般社員で9.1ポイントの差が見られた項目は「個人情報・機密情報の取り扱い」だった。その他、思考力や判断力の低下を危惧する声も上がった。
同社は今回の調査結果を受けて、AI時代の転職においては、環境変化を捉えながら自らの価値を具体的に示す主体的なキャリア設計が不可欠であると分析している。
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