AGCが製造するフッ素樹脂「Fluon PTFE」のGグレードが、UL Solutionsが定めるUL2809に基づく第三者検証を完了した。廃棄物からリサイクルした蛍石を原料とするPTFEで、微粉、予備焼成、造粒の3製品群がECVマークを取得した。
AGCは2025年12月10日、廃棄物からリサイクルした蛍石を原料とするフッ素樹脂「Fluon PTFE」のGグレード(モールディングパウダーグレード)が、米国のUL Solutionsが定める規格「UL2809」に基づく第三者検証を完了したと発表した。微粉、予備焼成、造粒の3製品群が、Environmental Claim Validation(ECV)マークを取得した。
UL2809は、UL Solutionsが規定する「リサイクル材料含有率の環境性能検証手順書」に従った製品評価により、製品中のリサイクル材の含有量を検証する規格だ。同社によると、UL2809で定めた検証をフッ素樹脂PTFEで完了した事例は、世界初になるという。
フッ素製品の出発原料となる天然蛍石は埋蔵量に限りがあるため、フッ素をリサイクルして資源循環させる仕組みが求められている。その手段の1つとして、廃棄物からフッ素を回収し、リサイクルした蛍石を原料とする方法がある。しかし、リサイクルした蛍石は品質が低く、製鉄時の融材や道路の路盤材の副原料などに用途が限られていた。
同社は、自社工場の廃棄物からリサイクルした蛍石の品質向上に成功し、フッ素製品への活用を進めている。今後、他社工場の廃棄物からリサイクルした蛍石の再利用にも取り組む予定だ。
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