リサイクル蛍石使用のフッ素樹脂がUL2809第三者検証を完了リサイクルニュース

AGCが製造するフッ素樹脂「Fluon PTFE」のGグレードが、UL Solutionsが定めるUL2809に基づく第三者検証を完了した。廃棄物からリサイクルした蛍石を原料とするPTFEで、微粉、予備焼成、造粒の3製品群がECVマークを取得した。

» 2025年12月26日 11時00分 公開
[MONOist]

 AGCは2025年12月10日、廃棄物からリサイクルした蛍石を原料とするフッ素樹脂「Fluon PTFE」のGグレード(モールディングパウダーグレード)が、米国のUL Solutionsが定める規格「UL2809」に基づく第三者検証を完了したと発表した。微粉、予備焼成、造粒の3製品群が、Environmental Claim Validation(ECV)マークを取得した。

UL2809検証を完了した「Fluon PTFE G」のEnvironmental Claim Validationマーク UL2809検証を完了した「Fluon PTFE G」のEnvironmental Claim Validationマーク 出所:AGC

 UL2809は、UL Solutionsが規定する「リサイクル材料含有率の環境性能検証手順書」に従った製品評価により、製品中のリサイクル材の含有量を検証する規格だ。同社によると、UL2809で定めた検証をフッ素樹脂PTFEで完了した事例は、世界初になるという。

キャプション フッ素資源循環型社会の実現に向けた取り組み[クリックで拡大] 出所:AGC

 フッ素製品の出発原料となる天然蛍石は埋蔵量に限りがあるため、フッ素をリサイクルして資源循環させる仕組みが求められている。その手段の1つとして、廃棄物からフッ素を回収し、リサイクルした蛍石を原料とする方法がある。しかし、リサイクルした蛍石は品質が低く、製鉄時の融材や道路の路盤材の副原料などに用途が限られていた。

 同社は、自社工場の廃棄物からリサイクルした蛍石の品質向上に成功し、フッ素製品への活用を進めている。今後、他社工場の廃棄物からリサイクルした蛍石の再利用にも取り組む予定だ。

⇒その他の「リサイクルニュース」の記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

特別協賛PR
スポンサーからのお知らせPR
Pickup ContentsPR
Special SitePR
あなたにおすすめの記事PR