持続的な成長と企業価値の最大化を目指し、2社が経営統合製造マネジメントニュース

旭化成の100%子会社である旭化成アドバンスと、帝人の100%子会社である帝人フロンティアが経営統合する。帝人フロンティアを存続会社として、旭化成アドバンスを吸収合併する基本契約を締結した。

» 2025年12月19日 11時00分 公開
[MONOist]

 旭化成は2025年12月1日、同社の100%子会社である旭化成アドバンスと帝人の100%子会社である帝人フロンティアの経営統合について発表した。帝人フロンティアを存続会社として、旭化成アドバンスを吸収合併する基本契約を同日に締結した。

 合併の効力発生日は、2026年10月1日を予定する。旭化成が20%、帝人が80%の比率で共同出資し、帝人フロンティアを合弁会社とする。新会社の社名は、同年春ごろに公表される。

事業ポートフォリオ変革の進捗状況[クリックで拡大] 出所:旭化成

 旭化成アドバンスは、2015年に繊維、化学品、建材などを取り扱う商社として設立。持続的な事業拡大を検討する中で、単独での成長を追求するのではなく、商社機能とメーカー機能を併せ持つ帝人フロンティアの下での運営が最善だと判断した。

 統合後は、両社が有する事業基盤と営業ネットワーク、顧客基盤を相互補完することで、持続的な成長と企業価値の最大化を図る。両社の強みを融合させ、強固な競争力と成長基盤を持つ企業体として持続可能な価値創造を目指すとしている。

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