図4は、ブレッドボードの裏面にFPGAボード(Tang Nano 9K)を装填した状態です。
ブレッドボードの裏面にはんだ付けしたソケットにFPGAボードを挿し込んでいます。FPGAボードのUSB Type-Cコネクターがブレッドボード表面の上下左右キー側に来るよう配置してください。
図5はブレッドボードの裏面からFPGAボードを抜いた状態です。
FPGAボードの端子は、片列24ピンが2列の構成になっています。これを装填できるように、ICソケット(24P)スリム300milタイプを2個使います。丸ピンのICソケットではなく、必ずこのスリム300milタイプを使ってください。ソケットの足を90度曲げるので折れないピンでなければなりません。秋月電子通商などで現物を確認できます。
このICソケットを縦にカットして1P×24Pのソケットを4個作ります。これをFPGAボードのピンヘッダに挿し込んでいきます。前提としてFPGAボードにはピンヘッダが装填されておりはんだ付けされているものとします。その後、ICソケットのピンをFPGAボードの外側に折っていきます。さらに、これをブレッドボードの裏面に載せてはんだ付けしていきます。ソケットの配置は下の列の左端がブレッドボードの表面でいうところの3列目になるように配置します。そして図5のようにはんだ付けしてください。
図6は、ブレッドボードとFPGAボードを連結して側面から見た状態です。
このようにICソケットとFPGAボードが隙間なく装填されていますが、そのためにはFPGAボードのピンヘッダをカットする必要があります。なぜ隙間があると良くないかというと、FPGAボードであるTang Nano 9Kの純正パッケージに新imaoPadを入れた時にパッケージのフタが閉まらなくなるからです。もっとも、そこを気にしない方はここからの作業は必要ありません。
FPGAボードのピンヘッダにユニバーサル基板(厚み1.6mm)を2枚通して出たところのピンヘッダを切断しましょう。
今後、FPGAボードであるTang Nano 9Kを用いたコンテンツはこの新imaoPadをプラットフォームにしていきたいと思います。ぜひ皆さんも1台製作してお手元に置いておいてください。……と言いたいところですが、ブレッドボードの表面はよいとしても、はんだ付けの経験の少ない方には裏面のICソケットのはんだ付けは結構手てこずるのではないでしょうか。
そこでこの記事を借りてお呼び掛けをしたいと思います。どなたかブレッドボードの裏面加工を施した新imaoPadのキットを製作/販売していただけないでしょうか。FPGAボードの在庫を持ちたくない場合には、裏面加工を施したブレッドボードの供給だけでも構いません。ご協力いただける方は、MONOist編集部までご一報ください。
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